保存版 基本のプレーンスコーン&人気のスコーンレシピ5選

表面は香ばしくサクッとして、中はしっとりふんわり、トレードマークの"オオカミの口"もパックリ開いた、理想のスコーンを焼いてみましょう。 家にある材料でささっと作れる手軽さもスコーンの魅力です。 生地はボウルの中で粉類とバターを切り混ぜ、牛乳+ヨーグルトの水分でまとめるだけ。作り方はごくシンプルですが、押さえておきたいポイントがいくつかあります。以前にもご紹介した基本レシピですが、さらに見直して加筆・修正しました。また、当サイトのこれまでのスコーンの中から、特に人気の高いレシピもまとめてご紹介します。

スコーン作りのポイント!
  1. 作業はできるだけ手早く。
  2. 生地をまとめるときは練らないように(切っては重ねを繰り返す)。
  3. 真っすぐきれいに焼き上げたい時は、生地を1時間以上冷蔵庫で休ませる(冷凍庫で30分でもよい)。
  4. 切り口はシャープに(型抜きする場合は型に粉をはたく)。カットした断面には触れないようする。

基本のプレーンスコーン

材料(直径5~6センチの丸型7~8個分)

  • 薄力粉または中力粉  200g
  • きび砂糖       25g
  • 塩          ふたつまみ
  • ベーキングパウダー  小さじ2
  • 無塩バター      50g
  • 牛乳         60g
  • ヨーグルト      60g

※卵入りの生地にする場合、加える卵の分量は20~40g。水分(卵+牛乳+ヨーグルト)の合計が120gになるように調整してください。詳しくは下記のアドバイスをご参考に。

 下準備

  • バターは1cm角に切って冷蔵庫に冷やしておく。
  • 牛乳+ヨーグルト、卵入りの場合は卵+牛乳+ヨーグルトを混ぜ合わせておく。
  • 天板にオーブンシートを敷く。
  • オーブンの予熱は200℃。

 作り方

1.ボウルに薄力粉(中力粉)、きび砂糖、塩、ベーキングパウダーを合わせて、泡立て器で混ぜ合わせる。

2.バターを加え、カードで粉とバターを切り混ぜる。

3.バターが細かくなってきたら、指先で粉とバターをこすり合わせるようにしながらバターの粒をさらに細かくする。バターが溶け出さないうちに素早く!さらさらのパン粉のような状態に。

4.牛乳+ヨーグルト(または、卵+牛乳+ヨーグルト)を混ぜ合わせたものを加える。カードでざっと切り混ぜるようにして生地をひとまとめにする。この時点で粉っぽさが残っていても大丈夫。

5.打ち粉をふった台に生地をのせる。手のひらかめん棒で軽く伸ばし、カードで生地を半分にカットして重ねる、といった作業を数回繰り返す。

6.生地を厚さ2~3cmにのばす(写真は約12cm四方、2.5cmの厚さ)。このまますぐに切り分けて焼成してもよいが、生地の立ち上がりを美しくしたい場合は、ラップで包んで冷蔵庫で1時間~ひと晩、もしくは冷凍庫で30分ほど休ませる。

7.生地を型で抜くか、ナイフでカットする。型で抜く場合は、型に粉をはたいてスパッと抜くようにする。カットした断面には触れないように気を付ける。残った生地は手早くまとめ直して同様に抜き(2番生地)、さらに残った生地は手で丸くまとめる(3番生地)。

8.天板に並べ、好みで表面に牛乳か溶き卵(分量外)を塗る。

9.200℃に予熱したオーブンで12~15分間焼く。

アドバイス

  • 卵入りの生地は、卵なしの生地に比べてふわっと膨らみやすくなります。卵の風味が加わり、黄色味を帯びたやさしい色合いのスコーンになりますが、入れすぎるとパサつきやすくなるといった欠点も。詳しくは下の記事をご参考に。
  • 水分(卵+牛乳+ヨーグルト)の割合は、基本的に粉の重量の60%にしていますが、これは平均的なスコーンレシピよりも多めです。気温や湿度の高い夏場は、水分を少し減らしたほうが扱いやすいです。生地がだれてきたら、型抜きの前に冷蔵庫(または冷凍庫)でしっかり生地を冷やしてください。
  • スコーンは焼き立てがベストですが、焼いた当日中ならしっとり感はキープできます。翌日でも軽くリベイクすれば美味しくいただけます(オーブントースターで2~3分)。冷凍保存は1個ずつラップに包んで2週間程度。自然解凍か、時間がなければ電子レンジで20~30秒(600W)温めて半解凍した後、オーブントースターで2~3分焼くと、表面がカリっとして中はふんわりします。
  • 3番生地は、好きな具(ドライフルーツやナッツなど)を好きなだけ混ぜて、ギュッと丸めて焼きます(写真はチョコ&オレンジピール&カシューナッツ)。これが隠れた人気者。作った人だけのお楽しみです。
  • プレーンスコーンは粉の種類で食感や味わいがかなり変わります。どっしりとしたスコーンにしたければ、比較的タンパク質含有率の高い中力粉や地粉、または強力粉と薄力粉を混ぜて使います。ふんわりしたスコーンが好みなら、お菓子作りに使う薄力粉を使ってください。私がよく使う銘柄は、国産のクーヘン(蛋白10.5%)やドルチェ(蛋白9.3%)、フランス産のラ・トラディション・フランセーズ(蛋白10.5%)などです。粉の個性がストレートに表れるのもスコーン作りの面白さ。いろんな粉で試してみて、お気に入りを見つけてくださいね。

続いて、人気のスコーンレシピを5つご紹介します。

1.バター不使用のクイックスコーン。クイック&ヘルシーなスコーンはやっぱり大人気!

2.くるみと全粒粉のスコーン。ざくざく感と香ばしさが最高です!

3.板チョコスコーン。焼き立てがとってもクリスピー。チョコの甘い香りがたまりません。

4.クランベリースコーン。甘酸っぱいクランベリーがぎっしり!フープロ使用で生地作りがあっという間です。

5.レモンとクリームチーズのスコーン。爽やかでコクのあるやみつきスコーン。

お好みのスコーンはありましたか? 作れば作るほどやめられなくなるスコーン作り。レシピを参考に、いろんなスコーンを楽しんでくださいね!

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