小粒のいちごがお安く手に入ったら、ぜひおうちでいちごジャムを煮てみませんか。果肉感たっぷりのつややかないちごジャムは自家製ならでは。コツは強火で短時間。火にかけてからおよそ10分で完成です。フレッシュ&フルーティーな味わいはもちろん、鮮やかなルビー色が目にも嬉しいいちごジャム。スコーンにたっぷりのせて召し上がれ!(※2020年4月に掲載したレシピを加筆修正して再アップです。)

いちごジャム

材料(120㏄のジャム瓶2個分+α)

    • いちご(小粒のもの) 500g
    • グラニュー糖     250g(果実の重量の50%)
    • レモン汁       大さじ1~2
    • キルシュ(お好みで) 小さじ2

下準備

  • いちごはさっと洗ってヘタを取り、そのままか、半分にカットする(大きさを揃えることが大切)。
  • レモンは果汁を絞る。国産レモンであれば、お好みで皮をすりおろす。
  • 長期保存する場合は、ガラス瓶は120℃のオーブンで10分間、蓋は3分間加熱して殺菌する。

作り方

  1. いちごを鍋に入れ、グラニュー糖とレモン汁を加えてざっと混ぜ合わせる。
  2. 強火にかける。沸騰したらアクを取り除く。焦げ付かないように混ぜながら7~8分煮詰める。次第にいちごから色が抜けて白っぽくなるが、煮汁がとろりとしてくると再びいちごに色が戻る。アクが落ち着いてきたら少し火を弱め、とろみとツヤを確認して火から下ろす(お好みでキルシュを加えてひと煮立ちさせる)。
  3. 熱いうちに清潔な瓶に詰める。瓶の縁いっぱいまで詰めたらすぐに蓋を締め、逆さまにして冷ます。

アドバイス

  • 上記の分量と作り方で、出来上がりの糖度は50度でした。
  • 強めの火加減で短時間で仕上げてください。フレッシュ&フルーティーなジャムになります。加熱時間の目安は、上記の分量で火にかけてから大体10分ほどですが、鍋の大きさや材質、いちごのサイズや水分量、糖度、完熟度(熟すほどペクチン量は減る)でだいぶ変わってきます。鍋の中の変化をよく観察しながら作ってください。
  • いちごはアクが多いので、沸騰後はアクがどんどん出てきます。7~8分間は休まずにアクを取り続けて、クリアな仕上がりを目指しましょう。
  • レモンの風味を効かせたいときは、レモン汁を大さじ2(レモン1個分)にし、レモンの皮のすりおろし(レモン1/2個分くらい)を加えてください。とても爽やかな風味のいちごジャムになります。
  • たくさん作った場合は、殺菌した瓶に詰めて脱気すると常温で長期保存可能です。殺菌・脱気の方法はこちらの記事を参照してください。

いちごジャムには、ジャム作りの極意が詰まっています。加熱時間はたったの10分ほどですが、その間は全神経を鍋の中に集中させて、絶えずアクをとりつつ混ぜながら、いちごの変化をよく観察してください。鍋の中で起こる変化は本当に面白く、部屋中がいちごの甘酸っぱい香りに満たされるのも至福のひとときです。出来上がったいちごジャムは果肉たっぷりでつややかなルビー色。美味しいスコーンの用意もお忘れなく!

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