日本の地粉(うどん粉)でスコーンを焼いてみました。地粉とは、その土地で栽培され、収穫、製粉された小麦粉。うどんやすいとん、おやき、天ぷら、蒸しパン、かりんとう…等々、古くから日本の粉食を支えてきた伝統的な中力粉です。これで作ったスコーンは、予想以上にふんわりと焼き上がって粉の旨みもしっかり!今回は南部地粉を使いましたが、もっといろんな土地の地粉を試してみたくなりました。
地粉のスコーン(南部地粉)
材料(直径5~6センチの丸型6~7個分)
- 地粉(中力粉) 230g
- きび砂糖 25g
- 塩 ふたつまみ
- ベーキングパウダー 小さじ2
- 無塩バター 60g
- 卵 25g(約1/2個分)
- 牛乳 50g
- ヨーグルト 50g
下準備
- バターは1cm角に切って冷蔵庫に冷やしておく。
- 卵と牛乳とヨーグルトを混ぜ合わせておく。
- 天板にオーブンシートを敷く。
- オーブンの予熱は200℃に。
作り方
- ボウルに地粉、きび砂糖、塩、ベーキングパウダーを合わせて、泡立て器で混ぜ合わせる。
- バターを加え、カードで粉とバターを切り混ぜる。
- バターが細かくなってきたら、指先で粉とバターをこすり合わせるようにしながら、バターの粒をさらに細かくする。バターが溶け出さないよう素早く、さらさらのパン粉のような状態にする。
- 卵+牛乳+ヨーグルトを加え、カードでざっと切り混ぜるようにして生地をひとまとめにする(この時点で粉っぽさが残っていても大丈夫)。
- 打ち粉をふった台に生地をのせる。手のひらかめん棒でかるく伸ばし、カードで生地を半分にカットして重ねる、といった作業を2、3回繰り返す。
- 生地を厚さ2.5cmぐらいにのばす。このまますぐに切り分けて焼成してもよいが、生地の立ち上がりを美しくしたい場合は、ラップで包んで冷蔵庫で1時間~ひと晩、もしくは冷凍庫で30分ほど休ませる。
- 生地を型で抜くか、ナイフでカットする。型で抜く場合は、型に粉をはたいてスパッと抜くようにする。カットした断面には触れないように気を付ける。残った生地は手早くまとめ直して同様に抜く(2番生地)。さらに残った生地には、お好みのドライフルーツやナッツを適宜加え、手で丸くまとめる(3番生地)。
- 天板に並べ、好みで表面に牛乳か溶き卵(分量外)を塗る。
- 200℃に予熱したオーブンで12~15分間焼く。
⇩画像付きの詳しい作り方は、こちらの記事をご参考に。
アドバイス
室温の高い夏場は、フードプロセッサーで生地を作るのがベスト。お持ちの方はぜひご活用ください!
フープロ使用のスコーンの作り方
- 粉、きび砂糖、塩、ベーキングパウダーをフードプロセッサーに入れて、2~3回パルス(1~2秒間隔でON/OFFを繰り返す)して、混ぜ合わせる。
- バターを加えて、全体がさらさらの状態になるまで5~6回パルスする。
- 卵+牛乳+ヨーグルトを加え、ひとかたまりになるちょっと手前まで数回パルスする。
- 生地を台に移し、あとは上記の作り方同様に成形する。
ふんわりとして風味豊かな地粉のスコーンと、最近ハマっている和紅茶。日本の風土が育む粉やお茶は、やはり日本人の味覚や体質に合うのか、やさしくてしっくりとくる美味しさです。