ヴィネグレット・ソースとはいわゆるフレンチドレッシング(または酢油ソース)と呼ばれるものです。市販品とは違い自家製は酸味がしっかりと効いて、“かける”よりも“和える”感覚。葉物から根菜、豆や穀物まで、さっぱりと美味しくもりもり食べられます。
基本のヴィネグレット・ソース
材料
- オリーブオイル 大さじ3
- 赤ワインヴィネガー 大さじ1
- マスタード(粒なし) 小さじ1/4
- 塩 小さじ1/4
- こしょう 少し
作り方
- ボウルに塩、こしょう、マスタードを入れ、赤ワインヴィネガーを加えて泡立て器でよく混ぜる。
- オリーブオイルを少しずつ加えながらしっかりと混ぜ合わせ、とろりと乳化したような状態にする。
アドバイス
- 基本的に酢:油は1:3~4で、しっかりと酸味を効かせたいときは1:3で合わせます。ただしこれはワインヴィネガーやシェリーヴィネガーの場合で、酸度が低めのバルサミコ酢や米酢を使う場合は1:2で合わせるといいでしょう。
- ヴィネガーはお好みのものを。赤ワインヴィネガーはパンチのある酸味、白ワインヴィネガーはきりっとした酸味、シェリーヴィネガーは香り高いコクのある酸味があります。フランボワーズヴィネガーは甘い香り、シャンパンヴィネガーは華やかな香りが楽しめますので、いろいろ試してみてくださいね。ちなみに私はシェリーヴィネガーが気に入っています。
- オリーブオイルが好きな方はエキストラバージンオイルを。香りが気になる方は菜種油、米油、ひまわり油、グレープシードオイルなどを使ってください。
- 完全には乳化していないので、時間が経つと分離します。使う前にもう一度軽く混ぜ合わせてください。
次にヴィネグレット・ソースを使って、フランスの定番サラダを2種類作ります。
キャロット・ラぺ(にんじんサラダ)
材料
- にんじん 大2本(1本180gくらいのもの)
- ヴィネグレット・ソース 上記のもの全量
- 黒こしょう
作り方
- にんじんをスライサーで千切りにする。
- ヴィネグレット・ソースとよく和えて、しんなりさせる。食べる前に黒コショウをふる。
アドバイス
- にんじんの千切りはチーズスライサーがおすすめ。表面がざらざらして、ヴィネグレットがよくなじみます。
- 好みでクミンシードを加えたり、ナッツやレーズンを加えてアクセントをつけても。オレンジにもよく合います。
- 冷蔵庫で5日間保存可能。
レンズ豆のサラダ
材料
- 煮えたレンズ豆 適宜
- ヴィネグレット・ソース 適宜
- 玉ねぎ 適宜
- パセリ 適宜
作り方
玉ねぎをスライスし、パセリはみじん切りにする。ボウルに材料をすべて入れて、よく混ぜ合わせる。
アドバイス
- 前日の塩豚とレンズ豆の煮込みで残ったレンズ豆を使う場合、少しレンジで温めてからヴィネグレットで和えるとよくなじみます。
- 乾燥レンズ豆から作る場合は、たっぷりの湯で30分ほど茹でます。上記の材料以外に塩こしょうを追加してください。
サラダ上手になるためには、ヴィネグレット・ソースを作るだけ。いろんな野菜を和えてみてくださいね。