レモンカードはイギリス発祥のフルーツバター。卵の力でレモン果汁とバターを乳化させて作ります。レモンの風味いっぱいの、コクのあるカスタードクリームをイメージしてください。私はこれが大好きで、国産レモンが黄色くなる冬には必ず作ります。レモンの爽やかな風味のなかにバターのコクを感じる、奥行きのある美味しさ。材料を湯煎にかけてとろみがつくまで混ぜるだけ。とても簡単に作れます。
レモンカード
材料(約400㏄分)
- レモン 3個
- グラニュー糖 120g
- 卵 2個
- 無塩バター 100g
下準備
- レモンは皮の表面をすりおろし、果汁を絞る(80㏄くらいあればよい)。
- 卵を溶きほぐし、濾しておく。
- バターは角切りにする。
作り方
ボウルにすべての材料を入れる。湯煎にかけながら(中火で)、とろみがつくまでゴムベラで混ぜる。冷めると少しかたくなるので、ゆるめに仕上げるとちょうどよい。
アドバイス
- 卵は濾したほうがきれいに仕上がります。濾さないと、加熱後に卵白の粒が目立つことがあります。
- 湯煎の火加減は中火で、ゆっくりと火を通すようにしてください。バターが溶けてから7~8分で出来上がります。
- たくさん作った場合は、殺菌した瓶に詰めて脱気すると常温で長期保存可能です。殺菌・脱気の方法はこちらの記事を参照してください。
材料も作り方もとてもシンプル。市販品もありますが、手作りの美味しさは格別です。レモン1個からでもできるので、安全な国産レモンが手に入ったらぜひ手作りしてみてくださいね。トーストやスコーンに塗るのはもちろん、タルト・オ・シトロン、レモンメレンゲタルトにも使えます。
レモンカード入りのマフィンも絶品です!作り方は次回のブログにて。