ライ麦全粒粉を加えたざっくり香ばしい生地に、キャラウェイシードのスース―感とプチプチ感が心地良いアクセント。ドイツパンの公式、ライ麦+キャラウェイは、スコーンに当てはめてもクセになる美味しさ。ライ麦のコクの甘みが味わい深い、ずっしりと食べごたえのある、頼もしいスコーンです!
ライ麦とキャラウェイシードのスコーン
材料(直径5~6センチの丸型5~6個分+α)
- 薄力粉または中力粉 180g
- ライ麦全粒粉 50g
- きび砂糖 25g
- 塩 ふたつまみ
- ベーキングパウダー 小さじ2
- 無塩バター 60g
- キャラウェイシード 適宜
- 卵 30g
- 牛乳 50g
- ヨーグルト 50g
下準備
- バターは1cm角に切って冷蔵庫に冷やしておく。
- 卵+牛乳+ヨーグルトを混ぜ合わせておく。
- 天板にオーブンシートを敷く。
- オーブンの予熱は200℃に。
作り方
- ボウルに薄力粉(または中力粉)、ライ麦全粒粉、きび砂糖、塩、ベーキングパウダーを合わせて、泡立て器で混ぜ合わせる。
- バターを加え、カードで粉とバターを切り混ぜる。
- バターが細かくなってきたら、指先で粉とバターをこすり合わせるようにしながら、バターの粒をさらに細かくする。バターが溶け出さないよう素早く、さらさらのパン粉のような状態にする。キャラウェイシードを加えて混ぜる。
- 卵+牛乳+ヨーグルトを加え、カードでざっと切り混ぜるようにして生地をひとまとめにする(この時点で粉っぽさが残っていても大丈夫)。
- 打ち粉をふった台に生地をのせる。手のひらかめん棒でかるく伸ばし、カードで生地を半分にカットして重ねる、といった作業を数回繰り返す。
- 生地を厚さ2.5cmぐらいにのばす。このまますぐに切り分けて焼成してもよいが、生地の立ち上がりを美しくしたい場合は、ラップで包んで冷蔵庫で1時間~ひと晩、もしくは冷凍庫で30分ほど休ませる。
- 生地を型で抜くか、ナイフでカットする。型で抜く場合は、型に粉をはたいてスパッと抜くようにする。カットした断面には触れないように気を付ける。残った生地は手早くまとめて直して同様に抜き(2番生地)、さらに残った生地には、お好みのドライフルーツやナッツを適宜加え、手で丸くまとめる(3番生地)。
- 天板に並べ、好みで表面に牛乳か溶き卵(分量外)を塗る。
- 200℃に予熱したオーブンで12~15分間焼く。
⇩画像付きの詳しい作り方は、こちらの記事をご参考に。
アドバイス
- 北海道産のライ麦全粒粉を使用しています。甘みがあり香りも抜群。酸味はほとんどなく、マイルドでコクのある美味しさです。ライ麦粉は25%配合していますが、いつものスコーン生地よりもべたつきやすく少々扱いにくいので、水分は加減しながら加えます。
- キャラウェイは、スッとした爽やかさとほんのり甘苦い香りがクセになるスパイス。ライ麦とは本当に好相性です。加える量はお好みで調整してください(小さじ1~2)。
3番生地のおすすめは、クルミ+オレンジピール。ライ麦とキャラウェイの風味によく合います。チーズと一緒にワインのおともにもぴったり。
私はいつも夜寝る前に生地を仕込んで(工程6まで)、朝に型抜きして焼き上げるパターン。朝食にもぴったりのスコーンです。