
スコーンはティータイムの食べ物といったイメージですが、砂糖の量を減らして塩味をきかせ、ライ麦の風味をプラスすると、風味豊かなクイックブレッドとして食卓でも存在感を発揮します。あまり高さを出さないように焼き上げ、たて半分に割ってチーズやハム、サーモンなどを挟めば、食べ応えのあるスコーンウィッチになります。余り生地で作るひと口サイズのライ麦フルーツスコーンは、小腹のすいた時やワインのおつまみにもぴったりです。
分量
- 薄力粉または中力粉 160g
- ライ麦全粒粉 40g
- きび砂糖 15g
- 塩 3つまみ
- ベーキングパウダー 小さじ2
- 無塩バター 50g
- 牛乳 60g
- ヨーグルト 60g
- キャラウェイシード(あれば) 小さじ1/2~1
下準備
- バターは1cm角に切って冷蔵庫に冷やしておく。
- 牛乳とヨーグルトを合わせておく。
- オーブンの予熱は200℃に。
作り方
- ボウルに薄力粉、ライ麦全粒粉、きび砂糖、塩、ベーキングパウダー、キャラウェイシードを合わせて、泡だて器で混ぜ合わせる。
- バターを加え、カードを使って粉とバターを切り混ぜる。
- バターが細かくなってきたら、指先で粉とバターをこすり合わせるようにしながらバターの粒をさらに細かくする(rub inと呼ばれる作業で、バターが溶け出さないうちに素早く!)。さらさらのパン粉のような状態に。
- 牛乳+ヨーグルトを加え、カードでざっと切り混ぜるようにして生地をまとめていく。(この時点で生地はまだ粉っぽい状態でOK。こねないように注意する。)
- 打ち粉をふった台に生地をのせる。綿棒でかるく伸ばし、カードで生地を半分にカットして重ねる、といった作業を2、3回繰り返す。
- 生地を厚さ2cmぐらいにのばす(写真は約14cm四方)。このまますぐに切り分けて焼成してもよいが、生地の立ち上がりを美しくしたい場合は、ラップで包んで冷蔵庫で3時間~一晩、もしくは冷凍庫で30分ほど休ませる。
- 生地をナイフでカットする。
- 切り落とした生地は、ひとまとめにして丸めるだけでもいいが、ナッツやドライフルーツをたっぷり加えてもいい。生地と生地の間にサンドするように重ね、小さめにカット。
- 天板に並べ、好みで表面に牛乳か溶き卵(分量外)を塗り、200℃に予熱したオーブンで15分間焼く。
アドバイス
- ライ麦粉は北海道産ライ麦全粒粉がおすすすめです。独特の風味とほのかな甘みがあり、外国産のものより数段美味しく感じられます。成形時の打ち粉にもこのライ麦全粒粉を使えば、さらに香ばしい風味がアップ。
- ナッツ&ドライフルーツのおまけスコーン(ここではカシューナッツ&ドライチェリー)はそのままでも美味しいですが、サワークリームやクリームチーズ、カマンベールなどをつけても。
ずっしりとした食べ応え。ランチにぜひどうぞ!
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