京都「ロトス洋菓子店」の端正で大胆なお菓子たち

先日、〇十九歳の誕生日を迎えた私。これまで誕生日にはホールのケーキで祝ってもらっていたが、うちで甘党なのは私だけ。翌日、翌々日と同じケーキを食べ続けるのはさすがにきつくなってきた…。なので今年はおとなしく、家人がそれぞれに食べたいケーキを1つずつ(私は2つ)、お店に行って選ぶことに。

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ロトス洋菓子店。京都の中心地、烏丸四条から南東に徒歩5分ほど。松原通を東に入って1筋目を上り、因幡堂の前を過ぎて南側。静かな路地にひっそりと佇む小さいお店。

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この店でいつも決まって選ぶのは、世界最高レベルのミルフィーユ(480円)。

フィユタージュ(折り込みパイ生地)の見事な断層、大胆なこの厚み。見た目はシャープでカッチリしているのに、口に入れると枯葉のごとくカサカサと砕ける食感。ミルフィーユ(millefeuille…フランス語で“千の葉っぱ”の意)とはまさにこのこと!

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ムラング・シャンティイ・キャラメル(470円)。

これも端正で上品。でもこのキャラメル風味のシャンティイ(生クリーム)は想像以上に苦み走っている。ところがサクサクの甘いメレンゲと一緒に食べると、なんとも絶妙なハーモニー。完璧な計算!

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ルバーブのタルト(450円)。

一見、おとなしくてかわいいピンク色のタルト。でも一口食べると、ルバーブの酸味全開で目が覚める!ルバーブの量が並みのルバーブのタルトの倍はある?!つなぎにぎりぎりのアパレイユを使っているのみ。サクサクのシュクレ生地が、ルバーブのイキイキとした酸味をしっかりと受け止めている。ルバーブ好きにはたまらない初夏の味だ。

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いちごのショートケーキ(560円)。

これだけ超ハイレベルな技術を持つパティシエは、普通いちごショートなんて作ってくれない。なのにあえて、日本人の大好きないちごショートやらチーズケーキも丁寧に作ってくれるところに、店主の人柄が窺える。

“パティスリー”というより“洋菓子店”というスタンス。ロトス(lotus=蓮の花)の名にふさわしく、華美に走らず凛とした洋菓子の数々。京都一京都的!(といっても抹茶など使うのではない)な“洋菓子店”とも言える。

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同じ路地にある因幡堂(平等寺)はがん封じのご利益で有名。いかにも京のまちなかのお寺さんといった風情…。

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ロトス洋菓子店

住所 京都市下京区烏丸通松原上ル因幡堂町699 パインオークサーティーン1F

TEL 075ー353-2050

営業時間 12時~19時

定休日 日・月(不定休あり)

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