私は紅茶だけで1日のカフェイン摂取量をオーバーしてしまうので、夕方からはほうじ茶をよく飲みます。ほうじ茶というと、お茶の中では地味な存在ですが、京都には驚くべき美味しさのほうじ茶があるんです。

「柳桜園茶舗」。いつも観光客や買い物客で賑わう一保堂茶舗とは目と鼻の先。やや目立たない佇まいですが、茶道三千家御用達の老舗中の老舗。抹茶、煎茶はもちろんのこと、かりがねほうじ茶の「金」や「光悦」にもファンが多く、全国各地の高島屋でも購入できます。「金」や「光悦」もすっきりとして香ばしく、文句なしに十分美味しいのですが、これらをさらに上回る、知る人ぞ知る名品、それが土曜日本店限定の「手炒り焙煎ほうじ茶」です。紅茶で言えば、ダージリンセカンドフラッシュくらいの格の高さ。

茶葉を比べてみるとよく分かりますが、こちらが「光悦」。↓

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そしてこれが限定品「手炒り焙煎ほうじ茶」。↓

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かなり薄茶色で、あえてすこし青みを残した焙煎。この塩梅が手炒りの為せる業でしょうか。ほうじ茶なのに少し煎茶のニュアンスもある清々しい味わいで、茎の甘み、「光悦」のような焙煎のコクや深みもちゃんと感じられます。

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値段は缶入り120gで1600円。缶なしで1400円。ほうじ茶にしては贅沢ですが、こんなに美味しいほうじ茶があるのか…!と目の覚めるような心地になります。ほうじ茶好きの方には強くおすすめします。

さて、贅沢な土曜日のほうじ茶に対して、こちらは京都独特の日常茶、いわゆる「京番茶」です。柳桜園では「刈番茶」という名前で売られています。店頭には並んでいないのですが、お店の人に頼めば茶箱から出してもらえます。なぜ店頭に並ばないのか…。なにせとっても安いので(300gで600円)、値段につられて知らないで買うと、初めて飲んだ時に「ん?!」となるからでしょうか(笑)。あまりの個性に好き嫌いがはっきりと分かれるお茶です。

八十八夜に一番茶を摘み、そして二番茶も摘み取った後、硬くなった茶葉を茎ごと刈り取ったものが材料。それを蒸して干して一年間寝かせて、薪を使って鉄鍋で炒ることにより、独特の香りを醸すのだそうです。この香りがラプサンスーチョン(松の薪で燻製した紅茶)に通じるものがある、との意見もよく聞かれますが、あちらは高貴な高級茶、こちらはやかんで淹れる庶民のお茶です。

袋を開けたら、とにかくスモーキーな香りに驚きます。香ばしく炒った、大きな荒い葉っぱや茎や枝がいっぱいに詰まっています。これをぐらぐら沸いたお湯に一掴み。ちょっと煮立てて少し置くと少し飲みやすくなります。「たき火の匂い」とよく言われますが、熱々の京番茶は寒い季節がよく似合います。香りがはっきりしているので、夏に冷やして飲んでもまた美味しい。強いクセが次第に病みつきになる、不思議な魅力を持つお茶です。是非に!とは言いませんが、ハマる人も案外多いのでは…?!

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柳桜園茶舗

住所:京都市中京区丁子屋町690

TEL:075-231-3693

営業時間:9:00~18:00

定休日:日曜日

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